映画に感謝を捧ぐ! 「恋のゆくえ ファビュラス・ベイカーボーイズ」

 映画感謝人GHMです。

 今回はスティーウ"・クローウ"ス監督の「恋のゆくえ ファビュラス・ベイカーボーイズ」に

 感謝を捧げようと思います。

 兄弟バンドと女性歌手が織りなす

 愛とバンド活動の日々を描いた本作は

 鑑賞者の態度というものについて

 考えさせられる作品であります。

 観客・興行主の姿によって、バンドの熱気が左右される姿が

 実に生々しく表現されており

 私自身の「鑑賞態度」について大いに考えさせられてしまいました。

 さらにバンドメンバーの心のすれ違いも

 しっかりと表現され

 「サクセス・ストーリー」とは一味違う

 苦みの利いた作品に仕上がっている点も

 印象深いものがあります。

 (ライブシーンの多彩な表現法も素晴らしいです。)

 ショービジネスの「華やかさ」に潜む

 苦みと哀愁を静かに描いた本作に深い感謝を!!!。