映画に感謝を捧ぐ! 「クリムゾン・リバー」

 映画感謝人GHMです。

 今回はマチュー・カソビッツ監督の「クリムゾン・リバー」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 遠く離れた場所で起きた二つの事件に潜む真実に迫る

 刑事たちの姿を描いた本作は

 幻想的なムードを逆手に取ったストーリーが印象的な作品であります。

 オカルト的な映像・台詞を多用することによって

 「宗教映画ではないか」という先入観を与え

 後半に待つ「意外な展開」をより鮮明なものにしていく姿は

 サスペンスの持つ「予想を裏切られる快感」と

 「宗教と現実社会とのつながり」について考える時間を

 私にもたらしてくれました。

 これこそ「どんでん返し」とは一味違う

 意外性の魅力と言えるのではないでしょうか。

 「神秘的演出」を逆手に取った手法を味あわせてくれた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。