映画に感謝を捧ぐ! 「フリーダムランド」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジョー・ロス監督の「フリーダムランド」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 リチャード・プライスの同名小説をもとに

 作られた本作は

 

 「アメリカ」国内に満ちあふれたエネルギーがもたらす

 「混乱」を描いた問題作であります。

 「黒人が犯人だ」という抽象的証言によってもたらされた

 警察内の混乱

 黒人街封鎖によって生じた人種対立による混乱

 そして、息子を失った母親の混乱した精神を目の当たりにしたとき

 私は「アメリカ」のもつ素晴らしい精神エネルギーの裏に潜む

 「危うさ」を感じずにはいられませんでした。

 (混乱の渦に巻き込まれたかのような演出・ストーリーも

 アメリカの「危うさ」を象徴しているのかも知れません。)

 「人種のるつぼ」アメリカの抱える「混乱の種」を

 体感させてくれた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。