映画に感謝を捧ぐ! 「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」
映画感謝人GHMです。
今回はマイケル・チミノ監督の「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」に
感謝を捧げようと思います。
ロバート・デイリーの同名小説をもとに作られた本作は
M・チミノ監督にかけられた「呪い」を感じさせる作品であります。
己が信じる「大義」の下に争いを煽り
周囲を危険にさらしていく二人の男の姿は
己が信じる「映画」のために
多くの人間を危険にさらしたチミノ監督自身を象徴する
光景なのかも知れません。
(監督と共同脚本オリバー・ストーン氏の東洋人に対する「複雑な思い」が
感じられる点も興味深いです。)
その意味において本作は「魂の映画」であるといえるでしょう。
M・チミノ監督の全身全霊より発する「毒」によって生まれた
壮絶なるアクション・バイオレンス・ストーリーを満喫させてくれた本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。