映画に感謝を捧ぐ! 「コール(2002年版)」

 映画感謝人GHMです。

 

 今回はルイス・マンドーキ監督の「コール(20020年版)に

 感謝を捧げようと思います。

 

 グレッグ・アイルズの小説「24時間」をもとにして作られた本作は

 「犯罪」という行為がいかに人を愚かにするかを描いた

 教訓的サスペンスであります。

 完璧な計画を立てたと称する犯人一味が

 時間と共に欠点をさらけ出し、破滅へと向かっていく姿は

 自らの「犯罪」に酔うことによって

 魂を毒され、愚かになっていくことを

 「犯罪サスペンス」の形で示したいという

 スタッフ陣の思いを象徴しているように

 思えてなりませんでした。

 (物語を三方向から描くことによって

 計画の進行状況を複雑化する手法が用いられている点も

 興味深いです。)

 三者三様の「愚かさ・弱さ」をさらけ出した罪人たちを

 冷徹に描いた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。