映画に感謝を捧ぐ! 「ジャッカルの日」

 映画感謝人GHMです。

 今回はフレッド・ジンネマン監督の「ジャッカルの日」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 フレデリック・フォーサイズの同名小説をもとにして作られた本作は

 クールな雰囲気の中に情熱を宿す

 「対暗殺サスペンス」の雄であります。

 常に冷静さと上品さを失わない暗殺者と

 頭脳・組織力・精神力を武器として闘う捜査チームとの対決には

 派手なアクションやテクノロジーからは引き出せない人間味と

 現実感に満ちあふれております。

 (本作が「実話に基づく作品である」と聞かされても

 疑うことはなかったでしょう。)

 「暗殺者」や「テロリスト」のキャラクターに

 独自の存在感や哀愁が宿っている点も素晴らしいです。

 「敵役の魅力」・「緻密に書き込まれた過程」こそが

 サスペンスの醍醐味であることを

 再認識させてくれた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。