映画に感謝を捧ぐ! 「南部の人」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジャン・ルノワール監督の「南部の人」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ジョージ・セッション・ペリーの小説「秋を手のうちに」を

 もとにして作られた本作は

 開拓者の「天国と地獄」をかいま見ることの出来る

 「静かなるジェット・コースター・ムービー」であります。

 自然や人間同士の軋轢によってもたらされる数々の「試練」を

 社会や政治のせいにせず

 土地への愛情と家族の結束を力に変えて

 乗り越えていく姿は

 ネガティブなニュースの数々にさらされている私の心を

 慰めてくれました。

 (ユーモラスな音楽・効果音の数々

 典型的な「悪役」を作らず

 「人のつながりで世界が成り立っている」ことを

 

 重んじる展開となっている点も

 

 感動的であります。)

 本作も「空間を狭めることが世界を広げる」ことを

 示す作品であるといえるのかもしれません。

 ポジティブ精神あふれる家族の肖像を

 説得力ある姿で見せてくれた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。