映画に感謝を捧ぐ! 「オデッサ・ファイル」

 映画感謝人GHMです。

 

 今回はロナルド・ニーム監督の「オデッサ・ファイル」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 フレデリック・フォーサイスの同名小説をもとにして作られた本作は

 時間・空間を超える「縁」の力を

 サスペンス風味で描いた作品であります。

 主人公が遭遇する偶然の出来事や

 衝動的に見える主人公の行動が

 主人公自身の「源」に向かうための「道」と

 なっていく姿は

 「人間の行動は宇宙規模でつながっている」ということを

 再認識させてくれました。

 (敵側の論理に「一定の正当性」がある点も

 作品の深み・緊迫感を増しているように思います。)

 これこそ「論理的意外性」を満喫させてくれる

 作品であると言えるでしょう。

 娯楽風味のサスペンスの衣に身を包みながら

 人間の縁や歴史の重みを描いた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。