映画に感謝を捧ぐ! 「トータル・フィアーズ」
映画感謝人GHMです。
今回はフィル・アルデン・ロビンソン監督の「トータル・フィアーズ」に
感謝を捧げようと思います。
トム・クランシーの小説「恐怖の総和」をもとにして作られた本作は
「映画的核汚染」がもたらす悲劇を描いた
教訓作であります。
現代社会でも起こりうる「情報操作による戦争」の恐怖を描く
社会派風味の作品が
「核爆弾」を登場させることによってゆがめられていく姿は
私に「核兵器」がもたらす恐怖を再認識させる機会を
与えてくれました。
本作こそ、安易に「核爆弾」を持ち出すアメリカ映画界に対し
警告を発するための「反面教師映画」と
言えるのではないでしょうか。
軽々しく「核爆弾」を持ち出すことによって
「(アメリカ礼賛)を廃した重厚な作品世界」・「脇役陣の好演」が破壊されていく恐怖を
体現した本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。