映画に感謝を捧ぐ! 「失踪(1993年版)」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジョルジュ・シュルイツァー監督の「失踪(1993年版)」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ティム・クラッベの同名小説をもとにして作られた

 オランダ映画の再映画化となる本作は

 殺人鬼にも勝る「悪」の姿を

 映画という形で示した作品であります。

 大切な人が「生死」すら定まらぬ状態になるという

 「死を目の当たりにする」こと以上の苦痛によって

 過去に囚われてしまった主人公の姿は

 私に「失踪」がもたらす痛みと

 死に勝る苦痛を与える危険な存在に対する恐怖を

 示してくれました。

 「希望」が狂気と孤独への道となっていく姿を描いた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。