映画に感謝を捧ぐ! 「ペーパー・ムーン」

 映画感謝人GHMです。

 今回はピーター・ボグダノウ"ィッチ監督の「ペーパー・ムーン」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ジョー・デウ"ィッド・ブラウンの小説「アディ・プレイ(現在は「ペーパー・ムーン」)」を

 もとにして作られた本作は

 家族劇と道中映画の魅力を兼ね備えた

 「甘くて苦い」作品であります。

 詐欺師でありながら、のどかな雰囲気を放つ男性と

 外見からは想像も付かないほどの知略・行動力を持つ少女が

 様々な危機を乗り越えながら「絆」を深めていく姿は

 私に「スリルと癒し」を同時に味わうことの出来る時間を

 もたらしてくれました。

 (少女が時折見せる「弱者への情け」 や

 古風な映像・音楽がもたらす「優しげな雰囲気」にも

 心打たれました。)

 本作こそ「新旧映画の魅力が融合した作品」であると

 いえるでしょう。

 50年代的のどかさと70年代的苦みが融合することによって

 もたらされる「悲しくも美しい時間」を満喫させてくれた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。