映画に感謝を捧ぐ! 「アラビアのロレンス」

 映画感謝人GHMです。

 今回はデビッド・リーン監督の「アラビアのロレンス」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 第1次大戦期のアラブで活躍した英国人

 T・E・ロレンスの生涯をもとにして作られた本作は

 「自然の雄大さ」と「漂流者の悲哀」に

 心打たれる作品であります。

 一言のセリフもなく「砂漠の厳しさ・壮大さ」を

 示す映像の数々と

 数々の武名を残しながら

 

 「イギリス」と「アラブ」の板挟みとなり

 どちら側にも入れなかった「孤独な魂」を

 冷徹なる視線で描いたストーリーが一体となって生まれた

 「激しくも悲しい漂流記」は

 私に自然の力強さと人間の小ささを

 示してくれました。

 まさに「歴史という大海をさまよう

 壮大にして孤独な旅物語」であると言えるでしょう。

 (主人公を取り巻く人々の

 善悪を超えた「信念」にも感動いたしました。)

 歴史の荒波に飲み込まれ、行き場を失いながらも

 戦い続ける主人公の光と闇を

 美しくも厳しい大自然と共に描いた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。