映画に感謝を捧ぐ! 「イン・カントリー」

 映画感謝人GHMです。

 今回はノーマン・ジェイソン監督の「イン・カントリー」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ボビー・アン・メイソンの同名小説をもとにして作られた本作は

 「歴史の重み」について考えさせられる作品であります。

 父の真実を知るため「ベトナム戦争」に迫ろうとする少女の試みが

 町の人々に潜む「闇」を明らかにしていく姿は

 私に「戦争のもたらすダメージの深さ」・「過去を封じることの難しさ」

 「歴史という重圧の重さ」を再認識させてくれました。

 まさに「アメリカ史の一端を示した作品」の一つであると

 いえるでしょう。

 (「ダイ・ハード」で名を成したB・ウイリスの裏側をあらわすかのような

 主人公の姿も印象的です。)

 平和な町に潜む「過去の呪縛」を静かに描いた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。