映画に感謝を捧ぐ! 「ブラス!」

 映画感謝人GHMです。

 今回はマーク・ハーマン監督の「ブラス!」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 実在のバンド「グライムソープ・コリアリー・バンド」を

 もとにして作られた本作は

 音楽映画と社会派映画の魅力を合わせ持つ作品であります。

 悲壮感あふれる町の風景と

 生活感あふれる登場人物たちが奏でる

 「美しくも哀しい音色」は

 私に「暴走する緊縮政策」の恐ろしさと

 「ポジティブ精神」の大切さと「音楽が持つ癒しの力」を示してくれました。

 (「万事解決」的な甘さを廃したハッピーエンドや

 「言い出したくても言い出せない」心理をリアルに描いている点も

 感動的であります。)

 まさに「厳しさと優しさを兼ね備えた」作品であると言えるでしょう。

 政治や企業の残酷さにさらされながら

 希望と誇りを捨てず、バンド演奏に情熱を傾ける人々の姿を

 程よい厳しさと優しさで描いた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。