映画に感謝を捧ぐ! 「トゥモローワールド」

 映画感謝人GHMです。

 今回はアルフォンソ・キュアロン監督の「トゥモローワールド」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 P・D・ジェイムズの同名小説をもとにして作られた本作は

 末世の光と闇をSF風味で表現した衝撃作であります。

 SF映画にありがちな「特殊効果の濫用」を避け

 現代社会に潜む「潜在的病魔」と

 滅び行く世界の中で浮かび上がる人間の「良心と邪心」に

 重きを置いたストーリー展開は

 私に怪奇映画やアクション映画とは異なる種類の「恐怖」を

 もたらしました。

 (極限状態における「希望」の大切さを再認識することの出来る

 作品でもあります。)

 まさに「現代に警鐘を発するSF映画」であるといえるでしょう。

 逃亡劇の迫力・近未来映画のスケール感・人類への風刺が一体となった本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。