映画に感謝を捧ぐ! 「郵便配達は二度ベルを鳴らす(1946年版)」

 映画感謝人GHMです。

 今回はテイ・ガーネット監督の「郵便配達は二度ベルを鳴らす(1946年版)」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ジェームズ・M・ケインの同名小説をもとにして

 1946年に作られた本作は

 善と悪の狭間を描いた作品であります。

 大罪を犯し、疑心暗鬼に駆られながらも

 非情に徹しきれない男女二人の姿は

 私に「善と悪の狭間に立つ存在」の苦悩と

 悪という名の「底なし沼」の恐ろしさを

 再認識させてくれました。

 (倫理の目が厳しい1940年代に

 このような作品を送り出したスタッフ陣の勇気には

 頭が下がります。)

 まさに「スタッフ陣の勇気」と「悪を成すことの恐ろしさ」を

 感じさせる作品であると言えるでしょう。

 時代の制約に捕らわれながら

 決死の思いで「魂の闇」を映画化した本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。