映画に感謝を捧ぐ! 「怒りの河」
映画感謝人GHMです。
今回はアンソニー・マン監督の「怒りの河」に
感謝を捧げようと思います。
ビル・ガリックの小説をもとにして作られた本作は
前半と後半を包む「空気」の違いが印象的な作品であります。
冒険活劇とホームドラマを融合させたかのような前半から
人間の欲望と銃撃戦に支配された後半へと向かっていく物語は
私にスリル・疑惑・感動に満ちた時間を与えてくれました。
(主人公に扮したJ・スチュワートが
日常と戦闘時との温度差を見事に表現している点も感動的です。)
まさに「外見以上の深みを持った西部劇」であると言えるでしょう。
多くの肉体・精神的障害に見舞われながらも
「旅」を続ける主人公一行を通じて
人生の光と闇を写し出した本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。