映画に感謝を捧ぐ! 「アンナ・カレニナ(1935年版)」

 映画感謝人GHMです。

 今回はクラレンス・ブラウン監督の「アンナ・カレニナ(1935年版)」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 

 レフ・ニコラエヴィチ・トルストイの同名小説を

 

 1935年に映画化した本作は

 「純文学的」な作風が印象的な作品であります。

 状況説明的な台詞・描写を多用せず

 鑑賞者に「考える要素」を与えようとするスタッフ陣の試みは

 私に「純文学的感覚」に満ちあふれた時間を与えてくれました。

 (出演者の持つ「上流階級的ムード」を十二分に生かした

 

 演出ぶりも印象的です。)

 まさに「文学映画」と呼ぶにふさわしい作品であると言えるでしょう。

 華やかなる上流社会と

 人類社会にとって永遠の課題である「愛」の問題を

 見事に融合させた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。