映画に感謝を捧ぐ! 「ハリーの災難」

 映画感謝人GHMです。

 今回はアルフレッド・ヒッチコック監督の「ハリーの災難」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ジャック・トレヴァー・ストーリーの同名小説をもとにして

 作られた本作は

 二転三転の醍醐味に満ちた「サスペンス・コメディ」の傑作であります。

 A・ヒッチコック監督十八番の「巻き込まれサスペンス」に

 ブラック・ユーモア風味を加えることによって生まれた

 「ドタバタ・サスペンス喜劇」は

 私に「悲劇と笑劇が紙一重の場所にいること」を

 示してくれました。

 (サスペンス演出を逆手に取った「肩すかし的真相」と

 ユーモアセンスあふれる幕切れも素晴らしいです。)

 まさに「ヒッチコック監督の(心の闇)とサスペンス技によって生まれた

 滑稽劇」であると言えるでしょう。

 サスペンス・スタイルとコメディ・スタイルの

 

 理想的な結婚を見せてくれた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。