映画に感謝を捧ぐ! 「ウォー・ゲーム」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジョン・バダム監督の「ウォー・ゲーム」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 パソコン・マニアの「いたずら」によって発生した

 核戦争の危機を描いた本作は

 スケール感と身近さが程よく融合した「壮大なる教訓映画」であります。

 米ソ戦争の危機を描いたサスペンス映画の衣をまといながら

 「肥大化していくテクノロジーの危うさ」・「(勝者なき戦い)核戦争の恐怖」

 「己の技に溺れず、自制心を保つことの大切さ」を伝えようとする

 スタッフ陣の精神は

 私に「恐怖」と「反省」に満ちた時間を与えてくれました。

 (17才にしてテロリスト顔負けの技術・行動力を有している主人公の姿が

 「未来への警鐘」となっている点も印象的であります。)

 まさに「時代を先取りしたテクノロジー・サスペンス映画」であると言えるでしょう。

 80年代の映画とは思えないほどの先見の明と

 80年代の空気を象徴する演出・音楽を兼ね備えた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。