映画に感謝を捧ぐ! 「D-TOX」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジム・ギレスビー監督の「D-TOX」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ハワード・スウィンドルの小説「J ITTER JOINT(D-TOX)」を

 もとにして作られた本作は

 「シルベスタ・スタローン主演作」史上まれに見る

 暗さを誇る作品であります。

 「ロッキー」や「ランボー」とは明らかに異なる暗さを秘めた主人公と

 (ロッキーやランボーも陽気な主人公ではありませんでしたが

 本作の主人公にはない力強さを感じました。)

 人間の魂に潜む「闇」を象徴するかのような暗い映像が

 融合することによって生まれた「心身ともに閉ざされたサスペンス」は

 私にS・スタローンの「力強さ」の裏に隠れた「哀愁」を

 再認識する機会を与えてくれました。

 ある意味本作は「闘いでしか癒されない男の悲劇」を描いた

 

 作品なのではないでしょうか。

 閉鎖系サスペンスの王道と

 十八番のアクションを抑制したS・スタローンの姿が

 一体となった本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。