映画に感謝を捧ぐ! 「街角 桃色の店」

 映画感謝人GHMです。

 今回はエルンスト・ルビッチ監督の「街角 桃色の店」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 雑貨屋「マトチェック商店」で働く人々の日常を描いた本作は

 サスペンス・スタイルと恋愛劇を融合させることに

 成功した作品であります。

 闇雲に情報を隠さず、観客に適度の情報を与えることによって

 物語の緊張感を高める「サスペンス・スタイル」と

 恋愛劇の王道である「男女のすれ違い」を巧みに融合させるという

 巧妙なる作劇技は

 私に「スリルとユーモアを兼ね備えた恋愛劇」の理想形を

 見せてくれました。

 (現実的な人物像・状況設定が成されている点も素晴らしいです。)

 本作こそ、後年の恋愛映画に「最高級のお手本」を

 示した作品であると言えるでしょう。 

 緊張感・愛・ユーモアに満ちあふれた時を与えてくれた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。