映画に感謝を捧ぐ! 「カオス(2005年版)」

 映画感謝人GHMです。

 今回はトニー・ギグレオ監督の「カオス(2005年版)」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 奇妙な銀行強盗事件に挑む刑事コンビの姿を描いた本作は

 「複雑化」の理論に沿って作られた作品であります。

 王道的な泥棒映画に

 様々な理論・人間模様・社会性を加えることによって

 複雑怪奇な作品に仕立て上げるという「複雑化」の妙技は

 私に「娯楽映画」ならではの芸を堪能する時間を

 与えてくれました。

 (J・ステイサム・R・フィリップ・W・スナイプスの個性を生かした

 キャラクター造形が

 物語の魅力を高めている点も素晴らしいです。)

 まさに物語と出演者が「幸福な結婚」を

 果たした作品であると言えるでしょう。

 適量の謎・どんでん返し・アクションによって

 素直に楽しめる作品となった本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。