映画に感謝を捧ぐ! 「アザーズ」

 映画感謝人GHMです。

 今回はアレハンドロ・アメナーバル監督の「アザーズ」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 霧に包まれた館で起きた怪異を描いた本作は

 優しさと非情さが共存する怪奇映画であります。

 怪現象に抗う登場人物たちが

 皮肉なハッピー・エンドへと向かう姿を

 暗闇と音の醍醐味を駆使しながら描く姿は

 私に残酷にして美しい時間を与えてくれました。

 (N・キッドマンの美貌と迫力を生かしたキャラクター作りが

 成されている点も素晴らしいです。)

 まさに「怪奇風味の家族劇」と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 「家」と言う空間の持つ重みと愛情へのこだわりが

 静かな感動を呼び起こす本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。