映画に感謝を捧ぐ! 「恐喝(ゆすり)」
映画感謝人GHMです。
今回はアルフレッド・ヒッチコック監督の「恐喝(ゆすり))」に
感謝を捧げようと思います。
チャールズ・べネットの戯曲を彼自身の脚色によって
映画化した本作は
静かなる毒気に満ちたサスペンス映画であります。
空気に流されることによって罪を重ねていく人間の姿を
精神的残酷に満ちた映像・音楽表現によって描くことによって生まれる
「闇色のユーモア」は
私に「危険なスリルと快感」をもたらしてくれました。
(「言葉」を人を苦しめる凶器として活用している点も見逃せません。)
まさに「反勧善懲悪」精神に彩られた
犯罪サスペンスであると言えるでしょう。
イメージと場の空気による精神支配の恐怖を
サスペンス・スタイルで表現した本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。