映画に感謝を捧ぐ! 「柔らかい肌」
映画感謝人GHMです。
今回はフランソワ・トリュフォー監督の「柔らかい肌」に
感謝を捧げようと思います。
実在の事件をもとにして作られた本作は
快楽と代償について考えさせられる作品であります。
上品なラブロマンス演出と
壮絶なるサスペンス+バイオレンス演出が一体となって
インモラルの魅力とその代償を描く姿は
私に「背徳の魅力と報い」の奥深さを
示してくれました。
(映画愛が生み出したユーモラスなシーンが
清涼剤の役割を果たしている点も見逃せません。)
まさに「美しくも残酷な教訓劇」であると言えるでしょう。
小さなエピソードの積み重ねによって人間関係を深めていく
段取り芸の魅力と
「男性の弱さと女性の強さ」に対する冷徹な視線によって生まれた本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。