映画に感謝を捧ぐ! 「2300年未来への旅」

 映画感謝人GHMです。

 今回はマイケル・アンダーソン監督の「2300年未来への旅」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ウイリアム・F・ノーラン&ジョージ・クレイトン・ジョンソンの小説

 「2300年未来の旅」をもとにして作られた本作は

 現代にも通じる着想をもった作品であります。

 「見た目を飾ることによって残虐行為をショーに仕立て上げる」

 「SF的設定・小道具を駆使することによって、現代的風景を

 近未来の光景の一つとして定着させる」といった

 現代メディアにも通じる発想の数々は

 私に「SF的発想」と「見せ物的発想」が融合する姿を

 見せてくれました。

 (多彩な音楽によって、作品世界の異様さを高める手法が

 有効活用されている点も印象的です。)

 まさに「戦略的見せ方」を持ったSF映画であると言えるでしょう。

 人間の持つ「背徳的本能」と「思考的限界」に対する

 皮肉が込められた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。