映画に感謝を捧ぐ! 「キングダム 見えざる敵」

 映画感謝人GHMです。

 今回はピーター・バーグ監督の「キングダム 見えざる敵」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 テロ組織と闘うためサウジアラビアに潜入した

 FBI捜査官の姿を描いた本作は

 ブラック・ユーモア風味のテロ対策・アクション映画であります。

 「アメリカ人の活躍を描く作品」の衣をまといながら

 「他国の文化・事情を無視して(アメリカ流)を貫こうとする米国人」が

 中東を害する描こうとする姿は

 私にアメリカ映画界が抱える「自国の正義に対する潜在的不信感」の存在を

 示してくれました。

 (2000年代の映画には珍しい「CG満載でない銃撃戦」も

 印象的です。)

 まさに「激しくも苦いアクション映画」であると言えるでしょう。

 アメリカ礼賛型ストーリーの中に「自国への皮肉」が込められた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。