映画に感謝を捧ぐ! 「拳銃無宿(1946年版)」
映画感謝人GHMです。
今回はジェームズ・エドワード・グラント監督の「拳銃無宿(1946年版)」に
感謝を捧げようと思います。
さすらいのガンマンとクエーカー教徒一家との
交流を描いた本作は
異文化交流に重きを置いた西部劇であります。
闘いと欲望の世界に生きる主人公が
人間の「善なる部分」を信じる家族との交わりによって
変化していく姿を
西部劇の定番シーンを交えながら静かに描こうとする姿は
私に精神的スリルと愛に満ちた時間を与えてくれました。
(あえて「王道的決着」に背を向けた最終決戦シーンも
印象的です。)
まさに「癒し系西部劇」の雄であると言えるでしょう。
「J・ウェイン主演西部劇」の王道を
愛と情けによって打ち破った本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。