映画に感謝を捧ぐ! 「アレックス」

 映画感謝人GHMです。

 今回はギャスパー・ノエ監督の「アレックス」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 レイプ事件を逆転の発想で描いた本作は

 鑑賞者の頭脳・感覚に挑戦する、大胆不敵な作品であります。

 通常の時間感覚に逆行する物語

 

 登場人物の心理を象徴するかのように揺れ動く映像

 不安をかき立てるかのように鳴り響く音楽が一体となって

 「謎かけのような一日」を作り出す姿は

 私に「情報の組み立て・整理をしながらの映画鑑賞」に挑む機会を

 与えてくれました。

 (ヒロインと恋人を同情・共感しづらい人物として描くことによって

 「自制心の大切さ」を説いている点も見逃せません。)

 まさに「上級者向け映画」と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 「考えながら鑑賞する」醍醐味を味あわせてくれた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。