映画に感謝を捧ぐ! 「フリー・ウィリー」

 映画感謝人GHMです。

 今回はサイモン・ウィンサー監督の「フリー・ウィリー」に

 感謝を捧げようと思います。

 水族館で働く少年とシャチとの友情を描いた本作は

 のどかさに中に社会風刺を宿す作品であります。

 「陽気な動物映画」の衣をまといながら

 動物観賞施設が「人間のビジネスのために自然をゆがめる場」と

 化していくことに対する警鐘を発する姿は

 私に「自然と人間との関係」について考える機会を

 与えてくれました。

 (安易なSFX・CGの連打に背を向けて、魚類本来の動きを

 忠実に表現しようと試みている点も見逃せません。)

 まさに「穏やかな表情で鋭い刃を放つ」動物映画であると言えるでしょう。

 「家族」と「自然」へのこだわりに満ちあふれた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。