映画に感謝を捧ぐ! 「オルフェ」
映画感謝人GHMです。
今回はジャン・コクトー監督の「オルフェ」に
感謝を捧げようと思います。
もとにして作られた本作は
二つの時代感覚を巧みに融合させた作品であります。
闇・光・映画的テクニックを駆使することによって
1940年代の風俗と古代神話が一体となった物語を生み出そうとする試みは
私に「時代を超えて継承される人間心理の妙」と「美と恐怖が入り交じった映像世界」を
同時体験する機会を与えてくれました。
(俳優・女優陣の放つ「神話的ムード」が作品の風格を高めている点も
見逃せません。)
まさに「神話系映画」の雄であると言えるでしょう。
古代神話の美しさと残酷さを
近代的感覚を交えながら映像化した本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。