映画に感謝を捧ぐ! 「34バレット」
映画感謝人GHMです。
今回はポー・ジョーンズ監督の「34バレット」に
感謝を捧げようと思います。
ワシントンD・Cの一角に生きる黒人たちの
日常を描いた本作は
アメリカ社会の病魔を写し出した作品であります。
罪と危険に彩られた男たちの愛と破滅を
軽快な音楽と静かな演出法で描くことによって生まれた
「ユーモアと現実感の融合」は
私を娯楽感覚と風刺精神に満ちた世界へと
誘ってくれました。
(映画業界の「怪しさ」を象徴するかのような宣伝法が
用いられている点も
アメリカ社会の暗黒面を示していると思います。)
まさに実話系映画以上の現実感と苦味を持った
エンターテインメントであると言えるでしょう。
1時間20分の中に米国の「秘めたる人種差別」と
銃・ドラッグの弊害を詰め込んだ本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。