映画に感謝を捧ぐ! 「赤い河」
映画感謝人GHMです。
今回はハワード・ホークス監督の「赤い河」に
感謝を捧げようと思います。
1万頭の牛と共にミズーリをめざす
男たちの姿を描いた本作は
迫力と人情を兼ね備えた
異色の西部劇であります。
開拓時代~南北戦争直後を生きる男たちの旅を通じて
人間ならではの愛・疑心・怒りを描こうとする試みは
私に「勧善懲悪系西部劇」にはない感動と人間味に
満ちあふれた時間を与えてくれました。
(膨大な数の牛馬に「体を張ったアクション」を行わせた
スタッフ陣の勇気と熱意が
現実感と迫力を高めている点も見逃せません。)
まさに「ホームドラマ系西部劇」の雄であると言えるでしょう。
美しさと厳しさを兼ね備えた「自然界の名優たち」
「王道系西部劇の象徴」J・ウェインを
皮肉な目線で捕らえたストーリー
西部劇ならではの「タフネスとゴージャス」を持った女優陣
そして、「雨降って地固まる」姿が心地良い最終決着が
一体となった本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。