映画に感謝を捧ぐ! 「エレメント・オブ・クライム」

 映画感謝人GHMです。

 今回はラース・フォン・トリアー監督の「エレメント・オブ・クライム」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 殺人犯の足取りを追うことによって

 真実にたどり着こうとした刑事の運命を描いた本作は

 「心理伝染」の映像化に挑んだ作品であります。

 金属的な色彩と多角的なカメラワークを駆使して

 「物理的模倣を極めようとすることによって

 つながっていく魂」を描こうとする発想は

 私に「魂を支配される感覚」を体験する時間を

 与えてくれました。

 ある意味本作は「美しくも危険な作品」であると言えるでしょう。

 「犯罪の真実」を追うことの魅力と危うさを

 静かなる過激さで表現した本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。