映画に感謝を捧ぐ! 「マスク(1994年版)」

 映画感謝人GHMです。

 今回はチャールズ・ラッセル監督の「マスク(1994年版)」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ダークホースコミックスの同名作品をもとにして作られた本作は

 人間味とテクノロジーが一体となった痛快作であります。

 主演男優J・キャリーの繰り出す「顔芸&身体芸」と

 漫画的センスに彩られたSFXが一体となって

 「幻想的かつ喜劇的な異世界」を生み出す姿は

 私を「伝統芸と科学力」との

 幸福な結婚の形を見せてくれました。

 (C・ディアスの「エロティックにしてユーモラスな個性」と

 動きの醍醐味を重視したダンス・シーンの数々が

 作品の味わいを高めている点も見逃せません。)

 まさに「血の通ったファンタジー喜劇」であると言えるでしょう。

 中途半端なリアリズムに背を向けた作品世界と

 コメディタッチに徹した登場人物たちの姿が心地良い本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。