映画に感謝を捧ぐ! 「黄金の腕」

 映画感謝人GHMです。

 今回はオットー・プレミンジャー監督の「黄金の腕」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ネルソン・オルグレンの同名小説をもとにして作られた本作は

 

 人生のサスペンス性に着目した作品であります。

 薬物依存症と闘い続ける男と

 彼を取り巻く男女を待つ運命を

 犯罪映画的表現と陽気な音楽を駆使して描くことによって生まれる

 サスペンス風味の人生訓は

 私に「人生こそが冒険である」ということを

 示してくれました。 

 (「苦味の利いた終幕」を選んだスタッフ陣の勇気も

 見逃せません。)

 まさに「薬物依存症映画」の雄であるといえるでしょう。

 薬物と疑心がもたらす悲劇をハードボイルド・タッチで描いた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。