映画に感謝を捧ぐ! 「シックハウス」

 映画感謝人GHMです。

 今回はカーティス・ラドクリフ監督の「シックハウス」に

 

 感謝を捧げようと思います。

 

 閉鎖された病院で起きた惨劇を描いた本作は

 恐怖と不快の根源に迫る作品であります。

 不安定な映像表現と混沌としたストーリーを融合させることによって

 極限の不条理形態を生み出そうというスタッフ陣の試みは

 私に「(理解できない)ことこそが恐怖と不快の源である。」ことを

 示してくれました。

 まさに「負の感情の源」への道を示す事に挑んだ

 作品であると言えるでしょう。

 「登場人物に対する共感」を極限まで抑制し

 理不尽な行動・惨劇を表現することに徹した本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。