映画に感謝を捧ぐ! 「ケン・パーク」

 映画感謝人GHMです。

 今回はラリー・クラークエド・ラックマン監督の「ケン・パーク」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 自殺した青年ケン・パークと

 彼を取り巻く人々の姿を描いた本作は

 日常社会に潜むマイナス要素に着目した過激作であります。

 小さな住宅街の日常に潜む憎悪・性衝動・嘘を

 余すところなく写し出すことに全勢力を注ぎ込む

 スタッフ&出演者の精神力と発想力は

 私に「嘘と無知によって成り立っている平和」の持つ危うさを示してくれました。

 

 まさに「悪意に満ちたホーム・ドラマ」と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 「人間の心」に宿るさまざまな罪を白日の下にさらした本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。