映画に感謝を捧ぐ! 「砂塵」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジョージ・マーシャル監督の「砂塵」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 無法の町に秩序をもたらすために奮闘する

 保安官代理の姿を描いた本作は

 対称性の醍醐味に満ちあふれた西部劇であります。

 ユーモアとシリアスをバランスよく配合することによって

 互いの持ち味を最大限に高めていく姿は

 私に「対照的な持ち味が一体となること」によって生じる化学反応と

 「抑制された感情を一気に解放する」事によって生まれる快感を

 同時体験する機会を与えてくれました。

 (勧善懲悪劇の楽しさとアイドル映画の華やかさを

 巧みに共存させている点も見逃せません。)

 まさに「化学と心理学に基づいて作られた」西部劇であると

 言えるでしょう。

 卓抜したガン・テクニックを持つことによって

 「銃」に出来ることの限界を知った主人公の生き様が

 感動と癒しを与えてくれる本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。