映画に感謝を捧ぐ! 「トータル・リコール(1990年版)」

 映画感謝人GHMです。

 今回はポール・バーホーベン監督の「トータル・リコール(1990年版)」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 

 フィリップ・K・ディックの小説「追憶売ります」を

 もとにして作られた本作は

 壮絶なる調味法に彩られた作品であります。

 虚実の間をさまようSF的ストーリーに

 A・シュワルツェネッガーの「豪快さ」と

 P・バーホーベン監督の「残酷趣味力」が加わることによって

 凶悪にして痛快な冒険活劇と化していく姿は

 私に「存在感・適性を生かす」事の醍醐味と

 「己の趣味を貫く」事によって生まれるエネルギーに触れる機会を

 与えてくれました。

 (P・バーホーベン監督の秘めたる十八番「TVニュース・CMへのこだわり」が

 生かされている点や

 「いじわるなハッピー・エンド」と表現したくなるような終幕も素晴らしいです!!!。)

 まさに「悪趣味にして爽快なSF活劇」であると言えるでしょう。

 テクノロジー・発想力・芸術的狂気が一体となって

 他のSFにはない個性を放つ本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。