映画に感謝を捧ぐ! 「エクソシスト」

 映画感謝人GHMです。

 今回はウイリアム・フリードキン監督の「エクソシスト」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ウイリアム・ピーター・ブラッティの同名小説を

 もとにして作られた人気シリーズの1作目となる本作は

 「段階的恐怖」の醍醐味を味わうことの出来る作品であります。

 ホームドラマ風に進行していく序章の中に

 さりげなく「怪奇要素」を導入することによって

 

 違和感なく「ホラー風味」に向かうことを可能にした

 スタッフ陣の技量とバランス感覚は

 私に「論理性」と「怪奇性」が共存しうる存在であることを

 示してくれました。

 (「宗教要素」と「娯楽要素」の均衡を

 終幕まで保ち続けた点も見逃せません。)

 まさにホラー映画史上まれに見る

 「筋の通ったホラー映画」であると言えるでしょう。

 ホラー映画にありがちな「やりたい放題」に逃避せず

 論理性と現実感を保ち続けた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。