映画に感謝を捧ぐ! 「ジョーズ」

 映画感謝人GHMです。

 今回はスティーブン・スピルバーグ監督の「ジョーズ」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ピーター・ベンチリーの同名小説をもとにして作られた

 人気シリーズの1作目となる本作は

 映画特有の娯楽要素を網羅した強豪作であります。

 世代・生活環境の異なる男たちが

 共通の目的によって結ばれていく「友情劇」

 (「西部劇」の流れを汲む展開であると言えるでしょう。)

 未知なる存在による殺戮に立ち向かう「怪奇劇」

 (「サメの全体像をほとんど見せない」事によって

 スリルと恐怖を高めていく表現法が素晴らしい!!。)

 程よい濃度で盛り込まれた「社会風刺」が融合することによって

 発生した「映画的化学反応」は

 私に「娯楽本能」を刺激する快感と

 娯楽に徹する事によって生まれる感動を

 与えてくれました。

 (J・ウィリアムズによるテーマ曲が

 戦略的に挿入されている点も素晴らしいです。)

 まさに「モンスター映画史における大いなる一歩」と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 後年のモンスター映画・パニック映画の「道しるべ」であると同時に

 スタッフ・出演者の「心技体」が最高レベルの合体を果たした

 作品である本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。