映画に感謝を捧ぐ! 「再会の時」

 映画感謝人GHMです。

 今回はローレンス・カスダン監督の「再会の時」に

 

 感謝を捧げようと思います。

 

 数年ぶりに再会した男女7人が織りなす

 人間模様を描いた本作は

 「時間と人間との関係」についての一考察を

 示した作品であります。

 青春時代と現在との間をさまよう7人の心を

 「時代の空気」を感じさせる挿入曲と

 台詞による状況説明を最小限度にとどめた演出法を

 駆使して描くことによって生まれる

 「精神的タイムスリップ感覚」は

 私に懐かしさと穏やかさに満ちた時間を与えてくれました。

 まさに「状況限定型群像劇」の雄と呼ぶにふさわしい作品であると

 言えるでしょう。

 舞台と映画の持ち味を巧みに融合させた表現法と

 絶妙の音楽センスによって

 後年の映画・TVドラマに多大なる影響を与えた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。