映画に感謝を捧ぐ! 「ピンクの豹」
映画感謝人GHMです。
今回はブレイク・エドワーズ監督の「ピンクの豹」に
感謝を捧げようと思います。
パリ市警の警部ジャック・クルーソーの
奇妙な活躍を描いた人気シリーズの1作目となる本作は
品格とユーモアのバランス感覚に秀でた作品であります。
品格あふれる紳士・淑女が
論理性・現実感など気にすることなくドタバタ騒ぎに興じる姿を
緩やかにして上品な映像表現を駆使して描く姿は
私に「品格ある悪ノリ」の醍醐味と
「本筋とは関係ない部分を楽しむ」快感を与えてくれました。
(格調高い音楽・衣装・舞台と軽やかなるアニメーションが
作品の味わいを高めている点も見逃せません。)
まさに「喜劇軽犯罪映画」の雄であると言えるでしょう。
犯罪映画らしからぬ緩やかさとおふざけが
時間と共に快感へとつながっていく本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。