映画に感謝を捧ぐ! 「ガタカ」
映画感謝人GHMです。
今回はアンドリュー・ニコル監督の「ガタカ」に
感謝を捧げようと思います。
DNAによって定められた運命に立ち向かう
主人公の姿を描いた本作は
人間愛に満ちあふれた近未来SF映画であります。
生を受けると同時に「敗者」の烙印を押された主人公が
知力・体力・精神力の限りを尽くして
「生まれながらのエリート」が住む世界に入ろうとする姿を
金属的な映像美と共に描くという試みは
私に「SF映画におけるルールの大切さ」
「己を信じることの大切さ」・「科学絶対主義の空疎」を
再認識する機会を与えてくれました。
(エリートたちの「秘められた弱さ」をしっかりと描いている点も
見逃せません。)
まさに「SF的発想と人間賛歌が一体となった」作品であると言えるでしょう。
映像気と人間味が程よく調和した本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。