映画に感謝を捧ぐ! 「夢の中の恐怖」

 映画感謝人GHMです。

 今回はチャールズ・クライトンベイジル・ディアデン&アルベルト・カヴァルカンティ監督の

 「夢の中の恐怖」に感謝を捧げようと思います。

 

 H・Gウェルズ&E・F・ベントン&ジョン・V・ベインズ&アンガス・マグファイルの

 原作をもとにして作られた本作は

 奇抜な発想と加工力に彩られた実験作であります。

 「短篇集をつなぎ合わせながら長編を生み出す」という

 ストーリー的大胆さと

 「特殊効果をほとんど使うことなく怪現象を表現する」という

 映像的大胆さが一体となる姿は

 私に「怪奇映画における発想の大切さ」を再認識する機会を

 与えてくれました。

 (結論を明確にしないことによって「恐怖を想像する」

 楽しみを生み出している点も見逃せません。)

 まさに「怪奇映画的化学実験」と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 恐怖と品格が一体となった本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。