映画に感謝を捧ぐ! 「ダブル・ジョパディー」
映画感謝人GHMです。
今回はブルース・ベレスフォード監督の「ダブル・ジョパディー」に
感謝を捧げようと思います。
夫殺しの濡れ衣を着せられ、投獄された主人公の
運命を描いた本作は
巧妙な加工術を堪能できる作品であります。
「巻き込まれサスペンス」の王道に即したストーリーと
「罪と償いの関係を逆転させる」という大胆な発想が
一体となることによって「激しくも哀しい復讐物語」を誕生させる姿は
私に「発想の転換」がもたらす化学反応と
「王道の醍醐味」を同時体験する機会を与えてくれました。
(主演女優A・ジャッドの放つ「静かなる気迫」が
作品の味わいを高めている点も見逃せません。)
まさに「逆転世界の復讐譚」と呼ぶにふさわしい
作品であると言えるでしょう。
男性の思惑に翻弄される女性たちの悲しみと
復讐と愛の間で揺れ動く主人公の姿に心打たれる本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。