映画に感謝を捧ぐ! 「イディオッツ」

 映画感謝人GHMです。

 今回はラース・フォン・トリアー監督の「イディオッツ」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 反社会集団「イディオッツ」の運命を描いた本作は

 精神力の限界を試される強豪作であります。

 実録風味の映像表現

 社会倫理をあざ笑うかのように進行していく物語

 他の映画とは異なる「絆」で結ばれた登場人物たちが

 一堂に会して「鑑賞者の精神」に挑みかかる姿は

 私に「挑戦的作品」の醍醐味と

 人間の思考が持つ「可能性」の奥深さを示してくれました。

 (「イディオッツ」を取り巻く人々だけでなく

 「イディオッツ」の精神すらあざ笑うストーリーとなっている点も見逃せません。)

 まさに「反娯楽的手法と不条理文学の極限をめざした」

 作品であると言えるでしょう。

 正気と狂気の間を泳ぐかのような感覚へと扉を開いた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。