映画に感謝を捧ぐ! 「クリミナル」

 映画感謝人GHMです。

 今回はグレゴリー・ジェイコブズ監督の「クリミナル」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 2000年の映画「ナイン・クイーンズ」を

 再映画化作品となる本作は

 軽快にして巧妙なる作品であります。

 物語のスケール感・進行速度を調整することによって

 「ドンデン返し」の早期発覚を防ぐ巧妙さと

 シリアスな犯罪映画と見せかけてコミカルな方向に向かうという

 大胆不敵さが一体となる姿は

 私を「意外性とユーモアの楽園」へと誘ってくれました。

 まさに「王道的な筋書きを巧みに加工した」

 軽量サスペンスであると言えるでしょう。

 犯罪映画でありながら安易な殺人・銃撃戦に頼らない精神力と

 トリックの巧妙さ・ドンデン返しの衝撃よりも

 人間同士のやりとりがもたらす「味わい」に重きを置く穏やかさが

 印象深い本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。